ピュアクライマーのロードバイク日記

平地が超苦手なクライマーの日記です。トレーニング・レースレポート・機材紹介/インプレッション・日記など書きます。

2019年モデル!新型ローラー台GIANT CYCLOSMARTまとめ

 

こんにちは、かずしんです。

 

2018年も残すところあと9日になりました。

つい先日お正月が来たと思ったらもうすぐ次の正月です。社会人になると時間の進み方が早くなりますね。

 

さて、2019年に移行するにあたって各メーカーやサイトが年越しの用意をし始めました。

嬉しいニュースや悲しいニュースなど様々な新情報が続々と発表されています。(現在進行形)

全部紹介したいのですが、そうすると自分の寝る時間が無くなるので今日はその中の一部をピックアップして紹介したいと思います。

今回は新製品紹介編です。

 

 

新製品情報

GIANTがダイレクトドライブローラー台を発表

 

これまでローラーと言う機器は、一般的にはつまらなくただの練習器具としての認識でした。

もちろん競技をしている人は冬の間の練習も必要なので、寒い時期は室内でローラーを多用していたようですが、その他のホビーライダー(サイクリングを楽しむ人たち)にはきつくてつまらないローラー練習は必要の無い事だったので、ローラー練習をしている人はごく一部でした。

しかし近年、ズイフトなどのバーチャルトレーニングゲームの普及により室内練習をする人が増加しています。

わざわざ外に行かなくても、暖かい(または涼しい)室内で自分のペースで気軽に「ゲーム」と「自転車」が楽しめるという事で競技者以外にも多くのホビーライダーがローラー練習をしています。

そして、その「ゲーム」を楽しむにあたって重要なのがローラー台です。

もちろん今までの一般的な固定ローラーや三本ローラーでも楽しめますが、スマートトレーナーなら退屈になりがちなインドアトレーニングをよりリアルに、そして楽しくすることが出来ます。

PCゲームで例えるなら安いノートパソコンとVRと言ったところでしょうか。

マウスでするゲームよりもVRと専用コントローラー・大音量ヘッドホンでゲームした方がリアルですし、より楽しめますよね。

 

そのため需要が大きくなり、多くのブランドがスマートトレーナーの開発に力を入れており、毎年多くの新製品やモデルチェンジが行われています。

 

自転車に乗っている人だったら誰でも知っているメーカーであるジャイアン

これまではCYCLOTRONシリーズとして固定ローラーをラインナップし続けてきたジャイアントでした。

その固定ローラーも他メーカーよりも値段が安く、それなのにズイフト対応でかつ静穏性に優れておりコスパが良いと評判のローラーでした。

そのジャイアントが今年、メーカーで初めてとなるダイレクトドライブ式ローラーを発表しました。

 

CYCLOSMART(シクロスマート)

 

f:id:KAZUSHIN:20181222145250j:plain

 

基本性能

駆動方式 ダイレクトドライブ
負荷装置 アクティブ渦電流式ブレーキ
無線規格 ANT+ / ANT+ FE-C / BLE / BLE FTMS
ファームウェアアップデート 可能
最大出力 2300W
最大シミュレーション傾斜 20%
パワー計測精度 +/- 2%
対応ホイールサイズ ロード(650c / 700c)、MTB(24”/ 26"/ 27.5"/ 29")
対応ハブタイプ 130mmおよび135mmクイックレリーズ、142x12mmおよび148x12mmBOOSTスルーアクスル
ドライブトレイン 9〜11速カセット対応 11速カセット付属
フロントホイールブロック 不要
155W時のノイズ周波数 269Hz
40km/h時の振動(mm/sec) 0.04mm/sec
重量 16.5kg
品質保証期間 2年間
フレーム品質保証期間 生涯保証
電気回路品質保証期間 1年間

 

 

このローラーの一番のポイントはなんと言っても圧倒的な静粛性振動の少なさです。

ジャイアントによれば、独自の内部設計およびフレームデザインによって、人が不快に感じる高周波ノイズ振動をカットすることに成功したようです。

負荷ユニットはアクティブ渦電流式ブレーキ式になっています。

最大出力は2300Wとかなり高く、プロであってもこのパワーはなかなか出せないのでホビーライダーでにとっては十分すぎるほどでしょう。

また、20%の傾斜を再現することができるので、ズイフトなどのゲームに登場する激坂や、スプリントなど強度の高いゾーンでのトレーニングにも十分対応できます。

また、CYCLOSMARTは±2%という高精度なパワーセンサーを搭載しており、パワーメーターを持っていないユーザーにもありがたい仕様となっています。

さらに細やかな負荷コントロールプログラムによって、リニアで違和感のない負荷変動を実現しているという事もズイフトユーザーにとっては重要です。

 

 

静穏性についての詳しい情報

具体的な数値にして、155W時のノイズ周波数が269Hz、40km/h時の振動は0.04mm/secとなっており、ライバルとなる同価格帯の製品に対してノイズ周波数が1/10、振動の大きさは1/2以下まで抑えられている。この静粛性/低振動性能はインドアトレーニングに打ち込みたい人にとって、騒音などのトラブルを未然に防いでくれるなど、大きなメリットとなるはずだ。

※他サイトから引用

 

 

大きさ

 

サイズ  : 65×66cm(設置時)

重量   : 16.5kg

 

設置時には縦と横がほぼ同じ長さになり、正方形に近い形になります。

だいたいローラー台を設置&ローラー練習をするにあたっての必要な幅は、ハンドルの幅+左右10cmほど必要です。

ハンドル幅を40cmとすると左右の10cm(合計20cm)を合わせて60cmとなります。そう考えると特に横幅が大きすぎるわけでもないのでダイレクトドライブにしては一般的な大きさ、または少し小さめだと思います。

ただひとつ気になる点としては、折りたたんだ時にどのくらいの大きさになるのかという点です。

写真を見た所、前方の脚部分のつなぎ目は簡単に脱着できるような感じは無いのでおそらく支柱部分のピンを抜いて脚ごと取ってしまうという方法かな?と思ったのですが・・・もしそうだとすると少し面倒ですし、その脚の置き場はどうするのか?という事になります。

ジャイアントもコンパクト性に関してはしっかり考えて設計していると思うので大丈夫だと思いますが、個人的にはたたみ方が少し気になるところではあります。

 

 

前方から

f:id:KAZUSHIN:20181222145303j:plain

幅が狭い訳でもないので安定性もかなり高そうです。

あと、左右の脚と本体の三点支持なので少しくらい調整が悪くてもガタつきなく安心して乗ることが出来そうです。(四点支持だと少しのゆがみでガタつきが出ます)

 

 

斜め・横からf:id:KAZUSHIN:20181222145307j:plain

f:id:KAZUSHIN:20181222145311j:plain

デザイン個人的には結構好きです。

今まではスプロケットに直接フライホイールがついているというものが多かったですが、このローラーは構造自体が違うようですのでスプロケ周辺がすっきりしていてスマートに仕上がっています。

 

 

内部構造

 

 

f:id:KAZUSHIN:20181222155349j:plain


ローラー台内部はもっと機械でごちゃごちゃしているかと思いきや結構シンプルです。

他メーカーでローラー台の内部を公開するメーカーはほとんど無いと思うのでありがたいです。さすがジャイアントさん!

駆動部分と内部のホイールはチェーンでつながっているようですね。

このローラー台はアクティブ渦電流式ブレーキ式だそうですが、他社のローラー台と見比べないと構造の差がわからないですね(^_^;)

気になります。。。

 

ズイフトへの対応

f:id:KAZUSHIN:20181222145258j:plain

スマートトレーナーなのでもちろんズイフトにも対応しています。

自動負荷調整機能付きでゲーム内の勾配の変化をローラーに伝え、負荷が緩やかに変わっていきます。これによりズイフトなどのゲームが2倍も3倍も楽しくなる事でしょう。

また、対応する通信規格も豊富で最新のANT+ FE-CおよびBluetooth FTMSプロトコルなどです。ズイフトの他にも数多くのアプリケーションに対応しています。

私の個人的意見ではBluetoothよりもANT+を使う方がおススメです。

 

 

また、ジャイアントオリジナルのアプリケーション「GIANT RideLink APP」も使用できます。

 

1~100%の間で一定の負荷を設定できる「負荷レベル

「負荷レベル」モード

 

 

ターゲットパワーを設定し一定出力をキープできる「ERG

 

 

斜度と風速を設定し、速度の変化に応じて負荷が調整される「シミュレーション

「シミュレーション」モード

 

ズイフトなどのゲームと接続しなくてもパワーやスピード心拍などが同期できるのはとても興味深いですね。

競技などをしている方はむしろこのアプリのみの方がより集中できていいかもしれません。

 

 

様々な自転車に幅広く対

幅広い車種や規格に対応するのもこのモデルの良い所です。

24インチ~29インチのホイールサイズに対応しており流通しているスポーツバイクにはほとんど対応していると思います。

クイックレリーズにもBOOSTハブ含むスルーアクスルにも対応し、ロードレーサーでもMTBでも使用可能になっています。最近主流になりつつあるディスクロードにももちろん対応しています。

フリーボディは9~11速に対応しておりここは他のローラー台と変わりません。

ただ、11速スプロケットが最初から付属しており、箱から出してすぐにトレーニングを始めることが出来きるようになっています。

11sのスプロケットだと安くても5000円以上はするので最初からついてくるのはとてもありがたいですね。

 

 

価格

価格は126,000円(税抜)と超安いです。

もちろん他のローラーに比べたら高いですが、ダイレクトドライブで静穏性に優れており、高性能パワーメーター付き、自動負荷調整機能付き(再現勾配も高い)、高負荷なうえにスプロケット付きという事を考えるとこの値段は安すぎます。

能力的には他メーカーではハイエンドモデルに匹敵するかそれ以上ですので定価18万以上してもおかしくない商品かと思います。

 

 

 

最後に

以上、最新ローラー台「GIANT CYCLOSMART」のまとめでした!

コスパ最高のローラー台だよ!という事がお伝えできればと思ったんですが・・

自分は先月新しいローラー台を買っちゃったのでこのローラーは買いませんがコスパだけでなく性能も超高いのでこのローラー台は本当におススメです。

ただ、やっぱりジャイアントが出しているということもあり、他のメーカーの自転車に乗っているならあまり使いたくない人もいるかもしれませんね・・

イメージ的にはやっぱりジャイアントのローラー乗っている人はジャイアントの自転車がいいかな~って感じです。

逆に、ジャイアントに乗っている人はこのローラーしか選択肢は無いでしょう!と言ってやりたくなります。笑

ジャイアントファンの方はぜひ買ってみてください!スマートトレーナーはズイフトもより楽しくなりますよ!

 

 

ローラーについての過去の記事です。

比較などにどうぞ

pure-climber-kazushin.hatenablog.com

 

pure-climber-kazushin.hatenablog.com

 

pure-climber-kazushin.hatenablog.com

 

pure-climber-kazushin.hatenablog.com

 

pure-climber-kazushin.hatenablog.com

 

 

 

 

 

ジャイアント CYCLOSMART
サイズ:65×66cm(設置時)
重量:16.5kg
ホイールサイズ:24” / 650c / 700c / 26” / 27.5” / 29”
ハブ:130mmQR / 135mmQR / 142x12mmTA / 148x12mm Boost
ユニット:ダイレクトドライブ式
負荷調整機能:アクティブ渦電流式ブレーキ
最大出力:2300W
対応カセット:9〜11速カセット対応 ※11速カセット付属
価格:126,000円(税抜)

f:id:KAZUSHIN:20181222145257j:plain

 

 

では、また!