初めてのローラー台の種類と選び方!
こんにちは、かずしんです。
今日はローラー台について書いていきたいと思います。
雨季・冬場の味方!ローラー台
これからどんどん気温も下がってきて本格的な冬に突入しますよね。そうなると外は極寒、手足は痛いし汗が乾いて超寒い!
そして路面の凍結。危ないことだらけです。
家の中で暖かくしてゆっくりしてたい。。でもせっかくの休みだから自転車に乗りたいし、トレーニングしないと体力が落ちてますます乗りたくなくなってしまう。。でも外に出たくない。。という葛藤があるのではないでしょうか?(自分はあります笑)
そこで強い味方となってくれるのがローラー台です。ジャジャジャーン★
ローラーの場合、夏は暑すぎて死にそうになりますが冬は空気が冷たくてローラー練にはもってこいの季節です。
むしろ冬でも漕いでいると暑くなってくるので窓を開けて扇風機までつけてやってもいいくらいです。暖房代がいらないので一石二鳥でしょう笑
さて、冬のトレーニングに無くてはならないローラー台ですが多くの種類・メーカーがあります。
どの種類選べば良いか簡単にご説明いたしましょう。
ローラー台の種類
まず、ローラー台には大きく分けて4つの種類があります。
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固定ローラー
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三本ローラー
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ダイレクトドライブローラー
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ハイブリッドローラー
固定ローラー
一般的な固定ローラーは自転車の後輪側を固定して使用するローラー台です。
メリット
- 安価なものでもある程度の負荷がかけられる
- 固定されているので倒れない
- 値段帯が幅広い(2万~8万ほど)
- 多く出回っているので中古や割引されたものが多い
- コンパクトに折りたためるものが多い
デメリット
- 固定されている為実走感が薄い
- 安価なものは音がうるさい
- ただ漕ぐだけなので何も面白くない。すぐ飽きる。(ズイフトなどしない場合)
- がむしゃらに踏んでしまうとフォームやペダリングがおかしくなる
- フレームにダメージを与える
一般的に固定ローラーというのはパワートレーニングに向いていると言われています。
値段・性能はピンからキリまでありますが、ほとんどの固定ローラーの場合、大きい負荷をかけることができるので登坂力・持久力などの一定負荷トレーニングからスプリント能力・アタック能力などの瞬発系のトレーニングまでバランスよくこなせます。
それに後輪がしっかり固定されているので転ばないという安心感もあり、トレーニングにしっかり集中してパワーを掛けることが出来ます。
しかし、逆に固定されていることにより実走感が無くなり、全く面白くないですしバランスもとらなくてもいいのでペダリングやフォームが雑になりおかしくなることがあります。
また、本来負荷のかかるはずのないフレームのバック三角部分(シートステイ・チェーンステイなど)に負荷がかかるため、カーボンフレームなどは基本的に使えません。
値段が高くなるとフレームにダメージを与えにくいものもありますが構造上、少なからずダメージはあると言えます。
三本ローラー
三本ローラーは車体を固定せず、自らバランスをとりながら使用するローラーです。
メリット
- かぎりなく実走に近い感覚で漕げる
- ペダリングの綺麗さ、バランスが大事なのでスキルが身につく
- 固定しないのでフレームへのダメージがほぼゼロ
- バランスをとりながら漕ぐので飽きにくく楽しめる
- 価格帯が幅広い(2万から~10万)
デメリット
- 前後輪のタイヤがすり減ってしまう
- 音、振動がうるさい
- 転倒の可能性がある
- 基本的に負荷装置はない(あったとしても低い負荷)
三本ローラーは固定ローラーのようなパワートレーニングには向いておらず、バランス・ペダリング効率などの技術力を鍛えることに向いています。
固定をしていないので限りなく実走に近く、自転車でとても大切になってくる体幹や体のバランス、重心やフォームなどを鍛えることが出来ます。
また、バランスをとりながら乗るため集中力を保ち続けることができ、トレーニングの種類も多いので飽きずに長く楽しめるでしょう。
その反面、固定されていないことにより転倒の可能性がかなり高く、スプリントをするにしても全力でもがくことが出来ないので負荷をかけての練習には向いていません。
また、上位モデルになると付加付き三本ローラーがありますが、種類が限られますし大きな負荷はかけれないのでパワートレーニングにはほとんどなりません。
そして、一番の懸念される点としては音でしょう。
3本ローラーは圧倒的にうるさく、アパート・マンションはもちろん、下手をすれば一軒家でも外に音が漏れてしまい使用できない可能性があります。
もし3本ローラーを買う場合は値段が高く静穏性の高いローラーを買うか、しっかりとした防音対策が必要になってきます。
ダイレクトドライブローラー
ダイレクトドライブローラーは、ホイールを使用せずにローラー本体にスプロケットを取り付けて直接自転車を取り付けるタイプのローラー台です。
メリット
- 高い静穏性
- パワーメーターなどがついている種類が多い
- ズイフトなどの ゲームなどがより楽しめる
デメリット
- 高価
- 重い
- コンセントが必要なのでレース会場などに持ち運べない
- スプロケットの用意が必要
ダイレクトドライブ式ローラーは固定ローラーのように後輪部分を固定するのですが、違う点は後輪自体をはずしてしまうということです。
後輪をローラーに埋め込んだと考えていただければいいともいます。
また、ダイレクトドライブ式は大型のフライホイールを搭載しているものが多いので普通の固定ローラーよりは実走感があります。
上のグレードになってくると高性能パワーメーター搭載型のものが多く、ズイフトなどのゲームと同期して、ゲーム内の斜度に自動で負荷が変わる機能も搭載されておりより楽しめるでしょう。
そして一番の利点は静穏性です。
グレードの低いものでもかなり静穏性が高く振動もほとんどありません。(グレードが低くても他のローラーに比べると値段が高いですが・・)
ただ、その代り高価になり重くなってしまうのが難点です。
ハイブリッドローラー
ハイブリッドローラーはフロントフォークを固定するタイプのローラーです。
メリット
- 実走感がそこそこある
- フレームへのダメージが少ない
- コンパクトに収納できる
- 軽い
デメリット
- 負荷が低い
ハイブリッド式ローラーは先程紹介した固定ローラーと三本ローラーのいいとこ取りという感じです。
基本的にデメリットはありませんが、大きいメリットもありません。
三本ローラーのように転倒する可能性は無いですし、固定ローラーよりはフレームへのダメージは少ないです。
グロータックという会社が作っているハイブリッドローラーはフロント固定部分に特殊な構造を使っていてかなり動くようになっています。
なので実走感はありますが転倒の恐れなく、パワートレーニングも難なくこなせるという最高の仕上がりになっています。
悪く言えば中途半端という表現も出来ますが、ほどほどのパワートレーニングが出来、ほどほどの実走感を味わえるのでバランスよく楽しむならハイブリッド一択でしょう。
負荷が低いと言っても競技をしている人でない&スプリントなどをしないのであれば十分な負荷をかけれると思います。
最後に
さて、簡単にローラー台について説明しましたがいかがだったでしょうか?
初心者の方であれば用途によっても違ってくるかと思いますが、もし初めてローラーを買うとすれば固定ローラーをお勧めします。
買ってすぐにやめてしまう人もいるので最初から高いものは買わない方がいいです。
ダイレクトドライブ式は値段が高すぎますし、三本ローラーは音がうるさすぎます。
ハイブリッドは良いものが多いのですが値段も割高で少々音もうるさいです。
グロータックのハイブリッドならお勧めなのですが、それも値段が高いので最初のローラー台にはお勧めしません。
固定ローラーは価格帯が広く安価なものがありますし、静穏性もそこそこあります。
まずは使ってみるという事が大事です。
ローラー練をすると、自分の実力などが次第にわかってきます。
自分が出せる最高パワーや維持できるパワー、性格によっても探すローラーは違ってきます。まずは乗ってみて、それから自分に合ったローラーを見つけ、買うということが一番お金も少なく済みますし、ベストな選択ができる方法なのではないでしょうか?
因みに私はサイクルオプスの固定式ローラー・フルード2とダイレクトドライブ式のエリート・DIRETOを使っております。
後々レビューなども書きたいと思います。
固定ローラー・三本ローラー・ハイブリッドローラー・ダイレクトドライブローラーを詳しく説明した記事も書こうと思いますのでよろしければご覧ください。
pure-climber-kazushin.hatenablog.com
では、また!