ピュアクライマーのロードバイク日記

平地が超苦手なクライマーの日記です。トレーニング・レースレポート・機材紹介/インプレッション・日記など書きます。

激安ロードバイク「ART A660 ELITE」商品紹介&インプレッション!前編

こんにちは、かずしんです。

先日、昔撮った写真を整理しながら見ていたところ思い出深い自転車の写真が出てきました。

その自転車は今練習用として使用しているメリダスクルトゥーラを購入するために手放してしまったので今はもうありません。

値段も高くなくて性能の高いバイクではありませんでしたが今思い返してみれば自転車を始めるきっかけとなった大切なロードバイクでした。

という事で今回は僕の自転車人生の中で初めて購入したロードバイクを紹介していきたいと思います。

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購入に至った経緯

まず自転車に興味を持ち始めたのは中学二年生の時。

その時はお小遣いも少なく高い自転車を買う余裕はありませんでしたし、なおかつただ単にロードバイクが速くてカッコいいというだけで好きだったので形さえ似ていればどんなものでも大丈夫でした。

結局そのとき購入したのはいわゆる「なんちゃってロードバイク」というもの。

今思い返してみると「ロードバイク」はもちろん、「なんちゃって」すらも付けていいのかというほどのものでした。

ギアはリア6段のみ、変速機はママチャリと同じものでシフターもSTIではなくドロップハンドルに専用のブレーキがついているだけのもの。シフターは上ハンドルについていました。

たしかアマゾンで14000円くらい。

まぁその値段ならちょっといいママチャリくらいですよね。

その時はそれで大満足だったのですが中学を卒業するころになると体も大きくなり、自転車自体にも興味がなくなってきたので自転車自体に乗らなくなっていました。

ふつうならこれで自転車人生終了というところでしょうが、ここであるキッカケがあります。

 

祖父が高校の入学祝で好きなものを買ってくれるというのです。

その時は特にほしいものがなかったのですが、買ってくれると言うので何がいいかなと悩んだ末、新しい自転車が欲しいという結論にたどり着きました。(なぜ自転車になったかは不明)

実際、自分の自転車がなんちゃってだという事も分かっていたので次はせめて「ロードバイク」と呼べるレベルの自転車が欲しいと思いました。

その時の僕にとっての「ロードバイク」と呼べる自転車の基準が、STIがついている(クラリス以上かクラリス以下か)

やっぱりブレーキとシフターが一体になっているなんて憧れます。知らない人が見たらびっくりしますよ。

 

自転車が欲しいと祖父に伝えたところOKを頂けたので、自分のロードバイクの条件に合い、また値段ができるだけ安く、コスパの良いロードバイクをネットで探し始めました。

そして最終的にたどり着いたのが今回紹介するこのA660です。

 

 

商品概要

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アートサイクルA660ELITE

ロードバイクA660【2018NEW クラリス搭載】【手組み立てMade in japan】

 

この自転車はアートサイクルスタジオというお店が販売しているロードバイクになります。

アートサイクルは販売実績も高く(ネット通販の中では)信頼できるメーカーです。

また、このモデルのほかにも数十種類のロードバイクを販売しており、幅広いラインナップになっています。

今回紹介するモデルではコンポーネントクラリスを採用しており、安い自転車ではコストカットのために社外品を使うことが多いBBやワイヤーまでSHIMANO製を使用してあります。

 

 

 

 

スペック

 

適正身長(数値はあくまでも推定です)
465mm 155-173cm
500mm 170-180cm


フレーム New ELITE 6061アルミ
フロントフォーク クロモリ
ヘッドセット アルミアヘッド
ボトムブラケット ・シマノRS500
ギヤクランク ・シマノFCR-2000 50/34T
フロントディレイラー ・FD-R2000
リアディレイラー ・RD-R2000
シフト/ブレーキレバー ・ST-R2000
カセットフリー ・シマノCS-HG50-8カセットギヤ
ブレーキ ・TEKTRO R317
フロントハブ ・HB-RS300
リアハブ ・FH-RS300
スポーク ・ステンレス#14
リム ・ALEXDC19
タイヤ ・700×28Cブラック
チェーン ・シマノ CN-HG40
ペダル ・VP922A
サドル ・VL 1014
シートピラー ・SP-90 27.2
ハンドルバー ・AL39B
ハンドルステム ・TDS347Bブラック

 

コストカットのためにハンドルやステム・シートポストにはオリジナルブランドの製品が使われています。

コンポーネントSHIMANO製を使用してありますがブレーキがテクトロだったのが少し残念です。

まぁ値段を安くしようとするとコストカットは必須ですし、テクトロのブレーキが特別悪いというわけではないので普段使い程度なら十分な制動力だと思います。

 

 

 

A660を選んだ理由

 

この自転車を選んだ理由はなんといってもその値段と性能のバランスです。

値段は45,800円ロードバイクにしてはかなりリーズナブルな価格設定になっています。

そしてその性能ですがSHIMANO製のパーツを使っていることもあり品質はおりがみ付きです。

重量は10.6kgくらい(自分のは確かそのくらいだったと思う)とロードバイクとしては重いですがロードバイクに一番重要なのはポジションですのでロードバイク特有の前傾姿勢のポジションがしっかり取れていれば重さはそこまで気になりません。

この頃のネット通販のロードバイクの中では断トツでコスパと評価がよかったのでA660を選びました。

 

 

購入してからの流れ・組み立て

今は注文が多く、順番待ちのようですが僕が買った時も届くまでに少々時間がかかりました。国内の工場で組み立てているようですので少々時間がかかってしまうのも納得がいきます。

購入してから1、2か月くらいで到着

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いわゆる7分組みの状態で届いた

段ボールにコンパクトに入れるために前輪・ハンドル・シートポスト・ペダルが外されて届きます。

自転車を少しでも整備できる人であれば特に問題ないですがまったく触ったことのない人が組み立てると間違った組み方をしていまいとても危険なので不安であればネットで調べるか、自転車屋に持っていくことをおすすめします。

自転車屋に持っていく場合はその自転車屋が持ち込みOKかを必ず確認しておきましょう。自分の店で売った自転車しか受け付けないところもよくありますし、私たち整備士から言わせてもらうとネットで買ったどこのメーカーかもわからない自転車はできる限り触りたくありません。理由は精度が悪い、粗悪品で壊れやすい可能性あり等々・・・なので嫌な顔される方が多いです。

ネットで購入した限りはできるだけ自分で組み立てましょう。

特にペダルは正ネジと逆ネジがあり、左右でネジの向きが違うので取り付けには注意が必要です。

 

前輪とハンドルを付けていきます。

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ハンドルの付け方にも注意が必要

基本的にロードバイクにはクイックリリースといわれる簡単に車輪を脱着できるシステムが備わっています。

この時気を付けることはホイールの向きと締め付ける強さです。向きはタイヤの溝を見ればわかります。細くなっているほうが進行方向に向くようにします。

前輪とハンドルを付けるだけでだいぶんロードバイクっぽい見た目になってきました。

ハンドルを付けるにあたってもたくさんの注意点があります。

ハンドルの向き、角度、高さ、ネジの締める順番などです。

とくにネジの締める強さには気を付けてください。

 

 

最後にシートポスト(サドル)とペダルを付ければ完成です。

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カッコいいロードバイクになりました。

繰り返しになりますが、シートポストの締め付けの強さとペダルのネジの向きには気を付けてください。強く締め付けすぎると、最悪ネジがなめたり割れたりします。

まだサドルの高さ・位置は合わせてないのでだいたいの高さで合わせていきます。

自分の股下の長さが分かっているなら最初は「股下₍㎝₎×0.870~0.875」くらいで合わせれば大丈夫でしょう。

 

 

さて、これでとりあえずは完成しました。

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僕が買った5年前は旧型のクラリスでしたのでSTI(ブレーキシフター)からワイヤーがピョロっとでています。

今の新型クラリスは上位モデルと形がほとんど変わらく変則性能の差も埋まってきているのでかなりおススメです。いいなぁ。

 

 

結構カッコいいでしょ?
黒と緑で統一されており見た目もGOODです。

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因みにサイトの一番下にも書いてありますがホイールのアップチャージができます。

+6800円で純正ホイールからSHIMANOのWH-R501というホイールに変更してくれます。

ロードバイクはホイールの重さが100gちがうだけで全く走りが違ってきます。

そして剛性も大事です。おそらく最初からついてくるホイールは重量も重く、剛性も低いので進みがかなり悪いです。

変更後のホイールも決して良いホイールとは言えませんが最初のホイールよりはだいぶんましだと思うのでアップチャージしておいたほうが良いでしょう。

僕は迷わずアップチャージしてSHIMANO製のホイールにした。こっちのほうがカッコいいしね☆

お金がなければ後々、高価な軽量ホイールを購入して交換するのも有りだと思います。

 

それでは完成したところでさっそくシェイクダウンに行ってみましょう。

 

 

後編へ続く

pure-climber-kazushin.hatenablog.com

 

 

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