GARNEAU AXIS SL2をフレームから組んでみた!~コンポーネント取り付け~
こんにちは、かずしんです。
前回の続きからです。
pure-climber-kazushin.hatenablog.com
さて、前回はヘッドパーツの清掃をしました。
今回からはいよいよコンポーネントを組みつけていきます。
まずは部屋の整理から・・
自転車用品が溢れかえっていて足の踏み場がない(笑)
自転車を置くスペースだけどうにか確保しました。
かなり狭いですが頑張って組んでいきます。
まずはシートポストの調整から
仮止めですがシートポストを持って持ち上げたりするので、外れないように3Nほどのトルクは掛けておきます。
シートポストを取り付けたらBB周りです。
BBは交換しようとも思いましたが、触ってみた感じ特に目立つゴリ感も無く大丈夫そうでしたのでそのまま流用します。
回転を滑らかにするために掃除とグリスアップをします。
BBの掃除が終わったらクランク取り付けです。
今回のクランクは105ではなくシマノのノーグレードクランク
11sですが明確なグレードがないのです。105とティアグラの中間の性能と言われています。本当かどうかはしりません(笑)
左側のクランクアームを取り付ける際は脱落防止用のツメがきちんと上がっているか確認してください。
これが下りたままだとクランクシャフトにきちんと入りません。
シャフトにはめる際には特に力は要りません。
どうしても入らない場合は向きなどが違う可能性がありますのでもう一度確認してください。
あとで締め付けはするので、スポッと軽くはまればOKです。
もちろんですが左クランクアームは、右クランクアームと反対側(右が6時位置であれば左は12時位置)に来るようにしてください。
たまにですがドライブ側のアームの向きを考えずに無理やり押し込もうとする人がいます。
シャフトへの挿入が完了したらクランクを固定する作業に移ります。
ここで必要となってくるのがシマノのクランク取り付け工具です。
写真右側のパーツが専用工具(クランク取り付け工具)になります。
左側はクランク取り付けボルトです。
シマノ クランク取付工具 TL-FC16 Y13009220
- 出版社/メーカー: シマノ(SHIMANO)
- メディア: スポーツ用品
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単品だとだいたい200~300円程度で売ってあります。
店などでも売ってあることが多いので、急ぎの場合は近くの自転車屋に行った方が良いでしょう。量販店などに置いてありやすいと思います。
アマゾンではおすすめセットというものがありますが、これはBB外しもセットでついてきます。
今回私はBBを交換しませんでしたが、もし交換する場合にはこちらの工具も必要となってきます。
先程のクランク取り付け工具でクランク取り付けボルトを取り付けます。
これは横方向への圧力をかけるパーツですので簡単に言えばBB(フレームも)を左右のクランクで挟んでいる状態になります。
こうすることでクランクをガタが無く取り付けることが出来ます。
↓BB周辺構造
しかしクランク取り付けボルトだけではクランクを固定することはできませんので、
固定のアシスト的なパーツになります。
なので、強く締めすぎると逆に回転が渋くなってしまいパワーロスに繋がったり、最悪だとクランクにダメージを与える場合があります。
だいたい締める強さは2Nほど言われていますが、あくまで手の感覚で締め加減を調整するしかないです。そういった点では、前回紹介したトップキャップの締め加減に似ています。これらは何回も経験して感覚をつかむしかないです。
そして、クランク取り付けボルトのアシストを受けながらクランクをしっかり固定するのはこちらのボルトになります。
クランクアームの上下に一本ずつ、計2本ついています。
これで締めつけてシャフトとクランクアームをしっかりと固定します。
注意するのは、このボルトを締めつけるより先にクランク取り付けボルトでしっかりとBBを挟むことです。
逆の手順にして先にシャフトとアームを固定してしまうと、いくらクランク取り付けボルトを締めてもBBに横方向の圧力を加えて挟むことが出来ません。
そうなると簡単にガタが出てきてしまうので要注意です。
手順通りやってもガタが出る場合は、クランク取り付けボルトを締めつけ過ぎている可能性がありますので何回か試しながら繰り返してください。
ここのボルトはかなりのトルクを掛けても大丈夫です。
というか高トルクを掛けないといけない場所です。
トルクの目安は12N~14Nです。
私はいつも12Nで締めています。
これでBB周辺の掃除&クランク取り付けは終了です。
現状はこんな感じ
クランクを取り付けるとちょっと自転車っぽい形になってきました。
お次はブレーキです。
ブレーキの種類にはロードバイクなどについているキャリパーブレーキ、クロスバイクについている事が多いVブレーキ、マウンテンバイク(最近はロードバイクにも取り付けられる)などに多いディスクブレーキ・今ではあまり使われていないが昔はマウンテンバイクなどに多用されていたカンチブレーキ・・・
などなど多くのブレーキがあります。
今回はロードバイクなので前後共に一般的なキャリパーブレーキになります。
キャリパーブレーキの中でもダイレクトマウントタイプの物もありますが、あれは一部のメーカーしか使っていないのであまり出回っていません。(ダイレクトマウントタイプは剛性向上・空気抵抗削減などというメリットがあります。他にもいろいろありますがデメリットももちろんあります。)
このキャリパーブレーキは真ん中の一点のボルトでブレーキを取り付ける構造となっていますので取り付けも簡単です。
締め付けトルクは7~9N
フレーム・フォークの素材によっても変わってきますのでご注意ください。
センター出し、ブレーキシュー調整・注油などはワイヤーを張ってからします。
今日はあとFD(フロントディレイラー)とRD(リアディレイラー)の取り付けまで終わらせましょう。
FD取り付け
今回の自転車にはFD台座がついていませんのでバンド式のFDになります。
元々FDがついていた場所に跡が・・・
脱着を何回か繰り返すと塗装がやられそうです(^_^;)
高さ調整と角度調整はワイヤーを取り付ける際にやろうと思います。
ボルトで取り付けるだけなので簡単です。
お次はRD(リアディレイラー)を取り付けていきます。
今回使用するのは105(5800)のです。
ロングゲージになります。
SSとGSの違い
ショートゲージ
対応最大歯数(ロー/トップ)ギア | 28T/12T |
対応最小歯数(ロー/トップ)ギア | 23T/11T |
クランクのギア歯数差 | 16T |
トータルキャパシティー | 33T |
ロングゲージ
対応最大歯数(ロー/トップ)ギア | 32T/12T |
対応最小歯数(ロー/トップ)ギア | 28T/11T |
クランクのギア歯数差 | 16T |
トータルキャパシティー | 37T |
28tを取り付ける予定なのでショートゲージでもよかったのですが後々30tなどを取り付ける可能性もあるかもしれないのでいま流行りのロングゲージにしました。(流行はロングゲージと言うよりは30T・32tなどの乙女ギア)
因みに体重の軽いかずしんは踏み切れないので25T以下をつけることはほぼ100%無いです(笑)
改めてみてみるとロングゲージってなかなか長いですよね。
今までショートゲージしか使ってこなかったかずしんにとっては珍しい物です。
RDをつける時は後輪にスタンドをつけられないので前輪に取り付けます。
幅があっていないので微妙にバランスが悪いです。
倒れる危険性があるので自己責任でお願いします。
RDの取り付けは簡単です。
ディレイラ―ハンガーにボルトで固定するのみ
数十秒で完了しました。
さて、今日の作業はここまでにしておきましょう。
今回の作業でコンポーネントのほとんどを取り付けることが出来ました。
あとは、ペダル取り付け・変則&ブレーキワイヤー加工取り付け・チェーンを取り付け・スプロケ取り付け・変則調整・バーテープ巻き・その他細かい作業のみです。
次回はワイヤーを張っていきたいと思います。
では、また!