GARNEAU AXIS SL2をフレームから組んでみた!~ヘッドパーツ清掃~
こんにちは、かずしんです。
今回は、先日入手したNEWバイクを組んでいきたいと思います。
組むバイクはこちら!
GARNEAU AXIS SL2 2016年モデル
こちらは「GARNEAU(ガノー)」というメーカーの自転車になります。
「GARNEAU(ガノー)」は、カナダを本拠地とする自転車メーカー「LOUIS GARNEAU(ルイ・ガノ)」のスポーツラインという位置付けになります。
日本では量販店などで多く売られており、エントリーモデルを多く出している「LOUIS GARNEAU(ルイガノ)」ですが、日本で企画される「ルイガノ」とは異なり「ガノー」のバイクはカナダ本国で企画されており、台湾で生産されています。
なので、違うメーカーと言ってもいいほど差があります。
日本では「京都産業大学」の自転車競技部などをサポートしており、近年人気が高まってきているメーカーです。
UCIプロコンチネンタルチーム「GARNEAU QUEBECOR(ガノー・ケベッカー)」にも機材提供をしているようですので信頼できるメーカーでもあります。
AXIS SL2基本スペック
AXIS SL2 価格 \168,000(税別)フレームには軽量な6066 ダブルバテッドチューブと剛性に長けた6061 ダブルバテッドアルミチューブを使用。ハイドロフォーミングによって成形を行なうことで、複雑な形状、そして剛性と快適性を両立。
BIKE SPECIFICATION
Frame
Fork
Headset
Bottom Bracket
Stem
Handlebar
Grips
Crankset
Wheel
Tires
Front Derailleur
Rear Derailleur
Shift Levers
Brake
Cassette
Chain
Saddle
Seat Post6066&6061 DB ALUMIINUM
UD FULL CARBON
FSA NOH4:K4.44E/CF
SHIMANO 105
KALLOY O/S
KALLOY O/S
VELO GARNEAU
FC-5800 105 50X34T
WH-RS010
MAXXIS RE-FUSE 700×25C 60TPI
FD-5800 105
RD-5800 105
ST-5800 105
BR-5800 105
CS-5800 105 11-28(11S)
CN-HG600(11S)
VELO VL-1529
KALLOY SP-610
※HP情報
この「AXIS」というモデルはガノーの中ではコンフォートバイク(エンデュランスバイク)という位置付けです。
基本装備は5800の105
2016年当時は他のメーカーではクランクやブレーキを社外品に変えることによってコスト削減をしていましたが、このバイクはフル105で固められています。
2018年現在だとフル105組み&低価格のメーカーが多くなってきましたが、当時からすれば新型の5800系の105でこの値段はかなり良心的な価格だったと思います。
ホイールにもシマノのRS010を履いていて好印象です。
ちなみに買った理由は安かったという事だけです(笑)
知り合いに、このバイクを使わなくなったので売りたいという人がいたのでかなり安く買い取らせて頂きました。
平地レース用&ローラー用のアルミバイクを買おうと思っていたのでちょうどよかったです。
平地レースでも使うので本当はヘッドが短いレーシングバイクが良かったのですが、サイズもピッタリですし、何より安かったのでこれを買いました。(ヘッドの長さはステムの角度で調整します)
かずしんは5か月前まで自転車屋で働いていたので、ロードを組むなんて朝飯前・・・のはずなのだが、もう5か月自転車を組んでいないのでちょっと不安(^_^;)
でもその反面、久しぶりに自転車を組める!ということにめっちゃワクワクしてます。
自転車屋でも自転車組みタイムトライアルとかして一人で一日何台も組みまくってました(笑)
それくらい自転車整備は面白いです。
という事で早速組んでいきましょう。
この状態で受け渡されました。コンポ類は別の袋に入ってます。
結局ばらすつもりだったので手間が省けてよかった。
まずはフレームの清掃とヘッドパーツの清掃をします。
シートポスト、ステム、スペーサーを外していきます。
シートポストはかなり汚れていたので念入りに清掃。
スペーサー類も汚れていたので軽く清掃します。
ハンドル周りを外しました。
カーボンコラムなんですね。あとで調べてみたらフォークもカーボンでした。
まぁ良く考えてみると16万でアルミフォークなんて考えられません(笑)
本当ならそのままフォークを引き抜けばスポッとフレームから外れるはずなんだけど・・・外れない。。
軽く固着しているみたいです。
仕方ないのでプラハンで叩いて外します。アルミフレームはあんまり気を遣わなくていいから楽ちん(^.^)
しばらく叩いていると無事に外れました。
ベアリングを見てみると・・・
うわぁ・・めっちゃ汚れてるぅ。。。
掃除が大変そう。。
とりあえずばらし終えましたので各パーツの清掃作業に入ります。
まずは一番汚れているフォークから開始です。
Before
After
グリスのべたつきが無くなってきれいさっぱりです。
ここまで綺麗になるとなんか気持ち良い・・
次はヘッド内部
Before
After
こちらも気持ち良いですな~
上下のベアリングも清掃します。
んんん?
よく見るとベアリングの球にちょっと傷が入ってる・・
こうなると清掃してもハンドルのゴリ感は無くならないだろうなぁ。
これは後々交換したいと思います。
という事でヘッドパーツ類はの清掃は完了です。
元と同じように組み直していきましょう。
しかしこのまま組み付けたら大変なことになります。
忘れてはいけないグリスです。ディレイラーやSTIなどの駆動部分にももちろん大事ですが、BBやホイール・ヘッド周りなどのベアリングが入っている部分には特に重要です。
今回使うのはこちらのグリス。
少し粘度高めのグリスですので落ちにくいです。
それでも汚れはつきやすいのでグリスアップは頻繁にすることをお勧めします。
ベアリングにしっかりとグリスを塗布していきます。
たっぷり塗りましょう。
気持ち多めに塗っといたほうがいいです。
ヘッド内部にもたっぷり塗っていきます。
少しくらいはみ出してもあとでふき取ればいいので問題ありません。
ただし、塗りすぎてもグリスの無駄遣いになってしまうのでほどほどで・・笑
合体!!
良い感じで装着できました。
ちょっと飛び出すくらいでグリスの量も丁度感じ。
上椀のベアリングも同じように作業していきます。
上も完成です。
ちょっとグリスつけ過ぎな感じもありますが、指でなじませたら大丈夫でした。
あとはフォークを差し込めばOK
グリスも良い感じになじんでます。
フォークが無事に差し込めたら、順番通りにヘッドパーツをはめていきます。
スペーサーの順番はハンドルの高さによってかわります。
ハンドルを高くしたいのであればステムの下にスペーサーをたくさんはさみましょう。
自分はハンドルをできるだけ低くしたかったので5mmスペーサー1枚のみにしました。
ハンドルの高さが決まったら残りのスペーサーを入れて、ヘッドキャップを締めます。
ここで注意すべき点としてはボルトを締める順番です。
昔、お客さんの中にもたまーにいたのですが、先にステムのボルトを締めて固定してしまう人がいます。
ハンドル周りの構造的にそういう順番で締めてしまうととフォークをきちっと固定することが出来ずにガタが出ることがあります。
ヘッドの仕組み↓
※手書きなので分かりにくくてすみません。
ヘッドチューブをフォークとプレッシャーアンカーに繋いだボルトで挟む構造です。
なのでステムではなく、先にヘッドキャップのボルトを締めてフォークとフレームの隙間をなくしてからステムを固定して動かないようにします。
強く締めすぎるとハンドリングが渋くなるので、ハンドルを切った時にスルスル動くギリギリのところで締めてください。
ヘッドキャップの締め加減は大体2N~3Nくらいです。
ただし、自転車によっても個体差がありますので細かい力加減は自分で判断します。
そして、ステムを固定すれば完成!
無事にヘッド周りの整備をすることが出来ました。
次はいよいよコンポーネントを取り付けていきます。
次回へ続く