ピュアクライマーのロードバイク日記

平地が超苦手なクライマーの日記です。トレーニング・レースレポート・機材紹介/インプレッション・日記など書きます。

第3回久留米つばきカップTT2018~レースレポート~

 

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こんにちは、かずしんです。

2018年3月18日に開催された久留米つばきカップ(椿カップ)TTのレースレポートです。

 

2018年3月18日

福岡県久留米市・第3回久留米つばきカップTT(タイムトライアル)in草野

【コース】

発心公園~サザンカ自生地

【距離】
3.7km

【最大標高差】
434m

【平均斜度】

平均斜度11.9%

【最大斜度】

最大斜度22%

【獲得標高】
 423m

【出走】

カテゴリー・クラス無し

一般選手105名

【競技方式】

30秒間隔・1名ずつのウェーブスタート

【気温】

たしか最低気温5度くらいだったような気がする 。。

 

13歳から67歳までの105名が参加、全員が見事にゴールし、2名の方が大会記録を更新しました。

 

今回のレースへの調整はほぼ完ぺき。

2017年シーズンは7月の椿ヶ鼻ヒルクライムが終わってから、10月・11月は2か月合計で走行距離200キロくらいしか乗ってなかったと思う(笑)

その時点で体力が自転車を始めた当初に戻ってしまったので、この3月のレースにピークをもってくるために1月から結構がんばって練習していた。

まぁ頑張ったって言っても月平均350キロくらいしか乗ってないけど・・(笑)

でもその練習量にしてはかなり調子が良くて、フォーム・ポジション構成や体も上手に作れたと思う。

それに何より、今年の初レースなので気合が入っていた。

 

そしてレース当日。。。

当日はチームメイトと一緒に乗り合わせで行かせてもらった。

久留米までは1時間半くらいで行けるので他のレースに比べるとかなり楽~

いつもよりも遅めに出発する

 

6時40分

高速から降りて久留米市に到着

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市街地を進んでいく。

 

レース会場は久留米市の東側

市街地からは少し離れている(山だからそりゃそうか)

細めの道を通って指定された駐車場に向かう

ひとつひとつの駐車場が小さいので駐車場が複数あり、自分が車を止める駐車場の場所はレース前に届く書類にて指示されます。

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こういう雰囲気の場所はけっこう好み(^v^)

 

そして、車を走らせること約30分

指定の駐車場に到着

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車はまだ少なく2台ほどしか止まっていなかった。

スタート地点ともけっこう近い場所だったので結構あたりの場所だったかも!

 

さっそく自転車を下して準備開始!

f:id:KAZUSHIN:20181120114440j:plainローラーでのウォームアップの準備に取り掛かる。

 

ここでチームメイトの一人が合流

今日はかずしんを含め、うちのチームからは3人出場

このレースは個人の他に、3人以上でればエントリーできる団体戦もあるのでちょうどいい人数で良かった。

そして今回集まった3人はクライマー

もしかしたら団体でも表彰台狙えるかも・・・

 

準備かんりょ~う

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今日のうちのチームの装備はCANYON、GIANT、Cannondaleの3台

みなさま良いバイクをお持ちでいいですな~笑

そして、かずしんは今日も相変わらずの拷問サドル(フルカーボン)

まぁ20分も走らないから、サドルついてれば十分です。

因みにCANYONでの出場は今回が初レースです。フラッグシップの走りに期待します。

 

そして、この時の気温は10℃以下

この時はだいたい5℃くらいかな~。。めっちゃ寒い!

この季節でこの寒さは無いやろ~って感じ

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その代り空気は澄んでいてものすごく気持ち良い

だが寒い・・・

 

ウォームアップしてもどうせ後で体が冷えるのであまり意味がない。

場所の問題もありローラー自体をもってきていなかったが、少しはしといたほうがいいよと言われたのでやってみる。

でも、ほんの少し漕がせてもらったが脚が無くなりそうだったのですぐにやめた。

 

8時から受け付けが始まっていたので、受付会場&開会式会場へ

※ここからレース終了まで携帯を預けていたので写真は少なめです。

 

受付をした後しばらく喋っていると、開会式が始まった。

コース説明、レースの注意事項などが話される。

そしてここで驚いたのが、チャンピオンジャージが用意されていたという事。

小さめの大会なので、まさかあるとは思わずびっくりした。

 

そんなこんなで開会式が終わるとスタート地点へ移動する。

スタート地点は開会式会場から5分くらいの少し登ったところの公園に設置されている。

またまたここで驚く

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なんとスタートゲートまでしっかりと作られていた(笑)

それもスタートまでのカウントダウンの効果音もしっかりとツールなどと同じ音にしてあるという豪華な仕様

つばきカップ、お見逸れいたしました。

 

ここで椿カップTTのコースを簡単に説明

分かりやすいようにコースを約300m~700mごと、計7つに分けた。

①500m平均勾配13.4%

②500m平均勾配16.1%

③300m平均勾配20.5%(最大勾配22%を含む)

④700m平均勾配7.5%

⑤500m平均勾配7.2%

⑥500m平均勾配7.6%

⑦700m平均勾配15.1%

 

 

前半1.3キロは地獄の激坂区間

特に1km過ぎたころに現れる最大斜度22%の激坂はなかなかやばい

それを超えると、比較的緩やかな坂が続く

そして、ラスト700mからまた10%後半の激坂になりそのままゴール

 

とにかく坂がやばいコースになってる。

九州のヒルクライムの中じゃトップクラスなんじゃないか?

前回紹介した椿が鼻ヒルクライムの最後の激坂よりも圧倒的に激しい。(辛さは気温と距離の関係上こちらの方が楽です。)

コースのカギとしては前半の激坂区間でどれだけタイムを縮められるかが重要となってくるだろう。 

 

 

という事で話を戻します。

かずしんのスタートは50番目

タイムトライアルなので一人ひとり30秒ごとにスタートしていく。

 

スタートまで時間があったので予想通り体が冷えてしまい脚が固まってしまった。

緊張のせいもあるけど・・来年からは対策しなきゃなー

 

そしてついに、かずしんの順番が来た。

初めてまともなスタート台に立つような気がする。

スタート台に立つと司会の人が名前とコメントを紹介してくれるというおまけつき。ますます緊張する。

だれか、緊張をほぐす方法教えてくれないかな・・・

 

ステージに立って25秒

カウントダウンが始まった。

 

5・4・3・2・1・スタート!

 

約20分の生き地獄の始まりです。

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 スタート時、気合が入りすぎて思いっきりペダルを踏み込んだせいで前輪が思いっきり浮いてウィーリーをしながらスタートしていく(笑)

スタート台が下り坂になっているのでバランスを崩しそうだったが何とか持ちこたえた。スタートで転んだら笑い話にもならない・・・

 

 さて、スタートすると30mほどで公園の出入り口がある

ここから左に曲がって山道に入っていくのだが、ここが結構危険。

出入り口付近では若干地面が盛り上がっており上り坂になっている。それに加え公園を出るといきなり若干だが逆バンク。

オーバースピードでツッコむと落車する危険性が大だ。かずしんも曲がれなくてかなりひやりとした。

 

左に曲がるとさっそく15%を超える激坂が待ち受ける。

 コース紹介図の①②の区間

ここは スタート直後ともあって、まだ脚も残っている状態なのであるかなり良いペースで走れた。

しかし一気に上げすぎると体に負担がかかり後々たれるので少し余裕をもって走った方が良いと思う。

数百メートル進んだだけであっという間に呼吸が乱れた。

しかし、まだまだ序盤。この時点で心が折れそうになった。。

 

①②区間を超えると、このレースで一番のポイントとなってくる区間、 ③の区間へ突入する。

この区間平均勾配20.5%という驚異の激坂区間

トップクライマーでも時速7キロ以下に落ち込む

しかし、この区間はまっすぐな道で坂の終わりが見えるので気持ち的には少し楽

あそこがゴールだ!という気持ちで進んでいく。

 

この時、ケイデンス50もいってなかったかもしれない。。。コンパクトクランクに28Tをつけてきたのにもかかわらずこの重さは想定外。

普通の人はコンパクトクランク+32Tをつけてもかなりきついと思う。

この坂で約半数以上が脚をついていた。ここで脚をつくと斜度がきつすぎて再スタートは出来ないので、みんな勾配が緩くなる区間まで歩いている。

蛇行しながら走っている人が多いので、どちらかと言うと歩行者や蛇行運転の人を追い抜くときが大変。

かずしんの時は運良くあんまり人がいなかったので減速することなく走ることが出来たが、チームメイトが走っているときはかなりの人がいたらしくかなり危なかったらしい。

 

 そして、ついに激坂区間を乗り切った。

ほとんどダンシングで登ってきたためかかなり脚に疲労がたまっている。

それに加え心拍ももう限界に近い。

「なんでわざわざこんなにきつい思いしているんだろうか・・・」と、そもそもエントリーした事を後悔してしまうような気持ちだった。

山大好きなかずしんがこんな思うのは珍しいので、この時はよっぽどキツかったんだと思う。

 

魔の激坂区間を抜けるとしばらくは緩やかな坂が続く。図④⑤⑥

まぁ緩やかと言っても7%超えなので普通から考えると全く緩やかではない。

でもこのコース自体が最初から普通じゃないので緩やかと表現しても違和感ない。これは走った人には分かると思う(笑)

 

7%でも直前の22%に比べればたったの3分の1の斜度。

「こんなの坂じゃねぇ!!平地かと思った。」と言ってもいいだろう(それは嘘)

しかし、かずしんにとってはこの緩やかな区間も決して休憩区間ではない。

 表彰台を狙うには常に120%の力を出さなければ勝てないので、この区間も全力で登っていく。

さっきの激坂で脚も心拍も限界だったけど、ここからはいつも通り根性で登る。

ヒルクライムは根性じゃー!(気合い)

 

多くの参加者が激坂に体力を持っていかれ緩斜面でたれていた。緩斜面でたれてしまうとタイムロスの割合が多くなってしまうので、激坂であまり無理をせずに緩斜面でペースを上げた方がタイム短縮にはつながると思う。

かずしんは常に全力なので関係ないが。。

しばらく走っているとちょっと勾配がきつくなってきた。

心が折れそうになりながらも緩斜面区間を無事に通過した様子

 

そして、ここからラスト700mはまた激坂がやってくる。

でもここさえ乗り切ればその先はゴール!

今までのキツさを無駄にしないためにもとにかく我慢しながら登る。

 

「あぁ、死にそう。。」「きつすぎる。。」

 

などと考えながら走っていく。

こんなことを考えられるという事はまだ余裕があったのだろうか?(笑)

500m通過、残り200m

コースの予習はしていたがコースがいまいち分からない。。

次のコーナーを抜けたらゴールだ!と思っていたらまだ続いていた(涙) 

ゴールがどこか分からないと精神的にかなりきついがとにかく頑張る

 

そして、ラスト30m 

コーナーを抜けるとやっとゴールが見えた。

ラストスプリントをしようと思ったが体力も気力も限界だったので、結局ただのダンシングになってしまった。(気持ち的にはスプリント)

 

そしてゴール!!

 

ゴールして気が付いたのだが、あまりきつくない。

椿が鼻ヒルクライムの時は倒れこむほど追い込んでいたのに今回はちょっとしたらすぐに呼吸が落ち着いた。

全力で追い込めていなかったことに気付き、ちょっと後悔

走っているときは全力だったんだけど、ゴール地点がわからないという不安から体が自動的にペースを落としていたんだと思う。

まぁ激坂区間で諦めなかったことだけでも上出来なので走り自体にはある程度満足していた。

あとは結果を待つのみ。

サイコンもストラバもつけていなかったのでタイムは全くわからない。不安・・・

 

 

ゴール後はその場にとどまらず、そのまま約2kmほど平坦&下り道をしばらく進んでいく。

 そうすると休憩地点に到着するのでそこで下山の時間まで待機。

ここで飲み物参加賞商品券500円分が配布された。

この商品券は閉会式会場で開催中の「久留米つばきフェア」で使える商品券。

つまりそのフェアでお昼ご飯を買ってくださいという事。

お昼ご飯が楽しみだなぁ。

 

さて、他の人がゴールするまで暇なのでチームメイトと写真を撮ったり喋ったりしながら時間をつぶす。

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プロフィール用の写真を撮ってみた。

キャニオンをレースで使うのは初めてなので記念すべき初レースの一枚

アルティメット君カッコいいですなー(*^ ^*)
 

 

 しばらくすると下山が開始

集団でゆっくりと下って行く

一部道が悪い&狭い場所があったので気を付けつつ、カーボンホイールが熱をもたないように下っていく。

 

そして閉会式会場に到着~

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会場は屋外になっており、けっこう広い

 

すぐ隣では久留米つばきフェアが開催されている

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カレーの行列ができていた・・・笑

 

 

そしていよいよ表彰式へ

自分のタイムも順位もわからないのでめっちゃドキドキ

 

まずは遠方賞最年長賞などの表彰から

めっちゃたくさんの表彰があってすごい!たぶん自分が出たレースの中ではいちばん景品の数が多かったと思う。

だいたい15人ほど、レースの表彰団体表彰も合わせると30人ほどが表彰されてた。

 

そしてついにレースの表彰式へ

このレースでの入賞は個人では10位以内、団体は上位3チームが表彰されます。

団体は3人の合計タイムが短いほど上位にいけます。

 カテゴリー分けがないので、個人の上位はかなりの接戦になるでしょう。

まず個人順位からの発表です。

10位から順に呼ばれていきます。

 

すると、さっそく10位にチームメイトがランクイン

 喜ばしい事なんだけど・・・かずしんは、いつもの練習タイムから考えてその人よりも遅いと思っていたのでここで自分の入賞の可能性がついえたと思い激落ち込みモード

それでもわずかな希望を持ちながら自分の名前が呼ばれるのを待つ。

そのまま順位が呼ばれていきついに4位まで呼ばれた。

でも、かずしんの名前は呼ばれず。。ガーン|||

 

と、3位からの結果発表の前に団体の結果発表を挟みます。

 

うちのチームからは一人しか入賞できていないので団体戦の入賞の可能性もほとんどありません。

団体も3位から順に発表

3位、「〇〇〇〇」

2位、「TEAM BIGBANG」

 

!?!?!?!?!?

 

一瞬耳を疑った。

なぜこんなところで自分のチームが呼ばれるのだ!?

何かの間違いか?と思ったが、合ってるっぽい

混乱しつつも表彰台へ

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以外すぎる結果にチームメイトもビックリ

こうなると、考えられることは一つ

 

かずしんが意外と良いタイムだったということ

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その後の個人表彰で名前を呼ばれ、3位入賞!!

今回のレースの目標だった表彰台に立てました。呼ばれたとき驚きすぎてめっちゃ声だしてしまった。。。(笑)

3分前までは入賞すらできなかったと思い、絶望に打ちひしがれていた反動もあってかめちゃくちゃうれしい!嬉しさが爆発しました。

 

その後、ルンルン気分でカレー売り場に向かいましたがなんと売り切れ・・・

近くを見渡してみると気になるお店がありました。

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「はしまき」

 

お祭りなどではよくあるらしいのですが、祭りにいかないかずしんは聞いたことも食べたこともありません。

せっかくの機会なのでお昼ご飯はこれにします。

 

注文すると早速焼き始めてくれました。

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パッと見はお好み焼にも近い感じかな

薄い皮に具をのせて、卵かけて最後にはしでくるくるっと巻けば出来上がり。

お箸で巻くからはしまきなんですね。そのまんま!

 

出来上がりはこんな感じ

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焼き立てはアツアツでとてもおいしかったです。

賞品券で2本買えました。

カレーも良いですが、量はこっちの方があるのでおススメです。

ぜひ食べてみてください(^.^)

 

 

 

さて、久留米つばきカップTTのレースレポートいかがだったでしょうか?

因みに2位とのタイム差は約10秒差でした。

しかし、驚いたことに1位との差はなんと57秒差

たった3.7km18分程度のタイムトライアルで1分近くも差がつくなんて普通ではありません。

聞いたところ、一位の方は大阪から来られておりました。おそらく地元でもかなりお強い方なんだと思います。

かずしんもだいたい18分で体重比パワー6倍くらい出ていたので、その方は7倍とか8倍とか出していたんでしょうか。化け物ですね(褒め言葉です)

 

団体では2位でしたが、惜しいことに1位とはわずか4秒差でした。

くぅ、かなり悔しい。。。

しかし、団体戦で入賞&個人では表彰台という目標以上の満足のいく結果を得られたのでとても嬉しいです!

来年こそは1位を・・・・と言いつつもこの記事を書いている12月現在はかなり調子が悪く、到底勝てる自信がありません(^_^;)

年が明けたらまた練習を再開しようと思います。

来年のつばきカップも頑張るぞ!!

 

 

では、また!

 

 

 

後日、団体入賞の賞品「焼き鳥セット」と、個人入賞の賞品「米10kg」をいただきました。おいしくいただきました。f:id:KAZUSHIN:20181214125235j:plain

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※米10kgと記載してありましたが、実際に届いたのは5kgでした。頂けるだけでもありがたいので特に文句度は言いませんでしたが。。(笑)