倒れてました。
お久しぶりです。かずしんです。
高千穂対策練習13日目にして更新が途切れ、超久々な投稿になりました。
今回は珍しくただのさぼりではありません。
実はぶっ倒れてました。
4月26日(金)、昼間は高千穂対策練習20日目に出かけ無事に帰宅。
この日は調子も良く、比較的良いペースで登れたしとてもいい練習だった。
そして明日からGWで10連休。高千穂ヒルクライムまで残り半月となりこの連休で乗り込もうと思っていた矢先・・・
夜8時ごろ急な腹痛に見舞われそのまま近くの救急病院へ。
病院に車で向かう途中にあまりの痛さに吐き気が襲ってきて嘔吐。
5分ほどで病院について、麻酔を打ってもらえると思っていたので「これでようやく楽になれる」と思っていたら・・・GW前日のためお医者さんが誰もいないという事態。
看護師の人に「痛み止めなら出せますよ」とは言われたが飲むタイプの痛み止めでは治らないことが直感で分かるほどの痛みだったのでその病院を後にしてもっと大きい救急病院へ向かう。
向かってる途中、ついに手足がしびれて冷たくなり動かなくなってきた。
そろそろ本格的にやばい感じ。
10分くらいで病院に到着。救急搬送口から来店(笑)・・・(笑えない)
自分では歩なかったので車いすを用意してもらったけど痛みのあまり意識が遠くなり車いすから落車。久しぶりの落車でした(笑)・・・いや、やっぱり笑えない。
その後、症状などを伝えたりして受付を済ませ応急処置室へ。
やっと横になれたけど嘔吐は止まらないし、痛みはより激しくなってくる。
相変わらず意識が飛びそうな状態。
「人間って、本当にやばいときにはシャットダウンするって聞いたけどこういうことなんだ~」とか思いながらもひたすら痛みに耐えることしかできない。
自転車をやってきている人間は痛みに強いはずなんだけど・・・とりあえず自転車どころの痛みではない。
ここでやっと点滴と麻酔を打ってもらえた。
これで楽になれる・・・と思いきや、全く痛みが和らがない。
おそらくちょっとは痛みは和らいでいるんだろうけど、全く実感がない。
痛みの感覚がMAXレベル10とするとこの痛みはレベル17くらい。
とっくに痛みのメーターは振り切っている。まぁそれが麻酔でレベル13とかに低くなっても相変わらずMAX値は超えているわけだから実感がないわけだ。
一定の痛みを超えると全身麻酔しないと効かないらしい。
麻酔をして1時間がたったころにはもうこのまま死んだほうが楽なんじゃないかと本気で思った。
その後、痛みで気絶していたのか麻酔で寝ていたのかは不明だがとりあえず白目をむきながら就寝(笑)
痛みで数分おきに目覚めるということを繰り返す。
しばらくすると検査が始まった。
CTなどをいっぱい撮ったが、撮影中は動いてはいけないのでこれがまた辛い。
必死に痛みを我慢して上を向いて静止。
それを10回近く繰り返してやっと検査が終了。
検査の結果、腸の右側の血流がかなりよわまっているらしく腸念転の可能性が高いという。
ちなみに血流が弱まって壊死が始まっていた場合、腸を切らないといけない。
そして壊死が始まっているときに出るという乳酸がたくさん出ているということらしくかなり怪しい。
最終的には手術で開腹してみないと分からないということだったので手術をすることになった。
しかし、GW前日ということもあってお医者さんが足りないらしい。
でも病院にはたくさんの急患がいる。
手術室も埋まっており、すぐに手術はできない状況。
そのほかにもいろいろあってその病院では手術が受けられないということになった。
最終的には福岡の病院まで行く羽目になり、ちょうどGW初日に突入した0時ごろ救急車で高速を走って福岡の病院に向かった。
天候も悪く風も強かったのでなかなか厳しい状況だったけど、救急隊員の人がめっちゃ飛ばしてくれたらしく1時間半ほどで到着。
すぐに手術が受けれると思いきや、そちらの病院も大量の急患に追われすぐに手術ができない状況。
自分は意識がもうろうとしていたので覚えてないけど、応急処置室はパニック状態だったらしい。
それから念のため再検査を何回かして朝方の4時ごろやっと手術開始。
腹痛発生から約8時間後の出来事でした。自分で言うのもあれだけどよく耐えれた。
そして無事に6時ごろ手術は終了
なんと、運良く壊死はしていなかったので腸の捻じれを戻すだけで大丈夫だったらしい。腸を切らなくてよかった・・・
小腸が270度捻じれていたらしい。どんだけだよ。。。
ちなみに、出ていた乳酸の原因はおそらく昼間のライドが原因だったのかと・・(笑)
開腹したので起きた後ももちろん激痛だけど、捻転時の痛みにくらべれば屁でもない。
手術が終わった日の夕方には病室に移動。
びっくりしたのが、その日のうちに歩けるということ。
もちろん起き上がるのも歩くのも激痛で大変だけど、早めに歩いたりしてリハビリしないと傷口と内臓が癒着して後々めんどくさいことになるらしいので歩かないとだめらしい。
開腹したくらいなら当日から歩けるとの事。
自分もトイレに行くのがやっとだったけどどうにか歩くことができた。
そして入院4日目の4月30日(火曜日)
この日は平成最後の日。
病室でまさか平成から令和を迎えるとは思ってもみなかった。
そして次の日・・・令和元年1日目
傷の痛みがびっくりするほど治まっており令和最初の朝はとても気持ち良く迎えられた。
平成最後の数日は人生で一番の痛みを経験して散々だったけど・・・これからはどんな人生になるのやら・・・いろいろ考えさせられた。
というか病室で何もすることがなく時間が有り余っていたのでいろいろ考えた。
そしてGWが終わった次の日の5月7日(火曜日)に退院。
ちょうどGW初日から最終日までの入院という奇跡的な日程調整w
まぁ今思い返してみれば人生で一番ゆったりできた10日間(正確に言えば痛みが引いてからの6日間)だったし、病院食も想像以上においしくて食の大切さも分かった。
何より健康に気を付けるようになった。
結果的に見ればちょうど20歳という人生の節目で健康や自分の人生のことを改めて考える機会になったので良かったんじゃないかと思う。
ちなみに原因は不明だそうです。
激しい運動のことも、肉と米しか食べてなかったバランスの悪い食事のことも話したけどふつうそんなことじゃ捻じれないらしい。
再発防止策は無く、いつ起こるかわからないのでないのでかなり不安。。。
とりあえず自分の経験をもとに腸捻転になる原因を上げてみた。
・おなか一杯食べる
今回は腹痛が始まる前に満腹になるまでパスタを大量に食べていた。
腸の動きが活発になっているときに胃を満腹にしてしまうと腸が変に圧迫されて捻じれるんじゃないかと思う。
そして腹が痛くなる前、または痛くなりだすと腹(胃のあたり)がパンパンに膨れる。
膨れるのはおそらく捻じれで食べ物が腸を通らなくなったのが原因。
・食べた後にごろごろする(横になる)
腸や胃が圧迫されて、活発になっているときに横になると捻じれやすいのかな?と思った。
・ストレス
今回はちょうど2か月前に新しい仕事を始めたばかりだったが、その職場がかなり特殊でかなりのストレスを抱えていた。
ストレスが多すぎると様々な病気になりやすいと聞いたことがある。
今回の入院で、結果的にその仕事を辞めれたのでよかった。笑
とりあえず今思いつくのはこのくらいだろうか。
腸捻転は、一般的な腹痛のような下腹部ではなく胃のあたりの上腹部が痛くなるのですぐにわかる。
今まで腸捻転になったことがある人、心配な人などの参考に少しでもなればと思います。こんな痛い思いは一生に一回で十分。
かといって自転車を辞める気はない。
腹筋も切っているので復帰には時間がかかるかもしれないけど来年のレースには参加できるように頑張って調整していこうとおもう。
ちなみに先日、2か月半ぶりに乗ったら吐きそうになりました☆☆☆
では、また!