CANYON Ultimate CF SLX 8.0 di2インプレッション!
こんにちは、かずしんです。
今日は僕の決戦用バイクであるCANYON Ultimate CF SLX 8.0 di2の紹介をしていきたいと思います。
目次
CANYON(キャニオン)について
CANYON(キャニオン・バイシクルズ)は、1996年にドイツで創業された自転車ブランド。自社通販サイトでの販売のみで販路を拡大しているので卸売業者や小売店を一切通さない。ゆえに店舗などで市場や実物を見ることが出来ないというデメリットがある反面、大幅にコストを削減できるため値段が安いというメリットもある。同等クラスの他ブランド車種と比較するとかなり安価な価格設定になっているので、ネットが普及した今は情報が簡単に集まるからか人気が上がってきている。最近は女性向けのロードバイクやシクロクロスバイク、グラベルバイクを積極的に発表するなど、ロードバイク以外にも多方面から進出しているように思える。
2018年現在、UCIプロツアーのチームでは、「カチューシャ・アルペシン」と「モビスター・チーム」がCANYONを採用。
また、トライアスロンにも積極的に参戦しておりキャニオンのTTバイクモデル「スピードマックス」は多くの選手に大会で使用され、勝利へと導いている。
CANYON使用チーム
Movistar Team(モビスター・チーム)
かずしんが応援しているチームがこのモビスター
特にモビスター所属の「ナイロ・キンタナ」は身長が168cmとほぼ同じで、タイプも軽量クライマーという自分に似たところが多々あるため尊敬するという事も含め、かずしんが応援する数少ない選手の一人です。
このキンタナは2015年のツール・ド・フランス総合2位、2016年のブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝と大活躍しています。
今年は例年に比べると調子が悪かったのかあまり目立った活躍はありませんでしたが、ツール・ド・フランスの第17ステージでは登りでクライマーの意地を見せ、見事ステージ優勝を勝ち取りました。キレのあるクライミングが見どころです。
そして、同じくモビスターに所属している「アレハンドロ・バルベルデ」は過去にブエルタ・ア・エスパーニャでの総合優勝や多くのポイント賞・複合賞を獲得した選手。
そして、今年は世界選手権ロードで総合優勝!それに加え今月(2018/11/4)行われたツール・ド・フランス・さいたまクリテリウム2018でも優勝!
なんとこれで38歳なんです・・・強すぎて恐ろしすぎます笑
その他にもここでは紹介しきれないほどの実績を持っているベテラン選手です。
平地も山もこなせるオールラウンダータイプなのでレースなどで見ると、とてもワクワクする走りを見せてくれます。これからも楽しみですね~!
Team Katusha-Alpecin(カチューシャ・アルペシン)
そして、もう一つのチーム「カチューシャ・アルペシン」では最強スプリンターと呼ばれる「マルセル・キッテル」が所属しています。
マルセルキッテルはスプリンターなので山岳争いや総合争いには絡めませんが平坦ステージでは本領発揮します。2018年シーズンは調子が悪かったようですが、過去にはツール・ド・フランスで多くのステージ優勝を獲得しました。
平地を得意とするキッテルはエアロードを多用します。
ultimateを選んだ理由
アルティメットを選んだ理由、結論から言うと「自分のスタイルとあっていた」からです。
前々からキャニオンのロードバイクが欲しくていろいろ調べていました。
そこで候補に出たのが軽量モデルの「ULTIMATE(アルティメット)」とエアロモデルの「AEROAD(エアロード)」でした。
ULTIMATE
今回買ったのがこのアルティメットです。
こちらのモデルはいわゆるオールラウンドバイクになっています。
形は一般的なロードバイクの形状で、軽量に作られていますが細かい部分は空力を考えた形状になっており平地も山もバランスよく走れるようになっています。(どちらかと言えば山向きです)
先程紹介したモビスターチームのキンタナ、バルベルデはどちらもこのモデルを使っています。
AEROAD
エアロードは名前通り、エアロ仕様のロードバイクです。
見た目からもわかると思いますが至る所に空力を意識した形状を採用しており、これぞエアロロードの王道という感じです。
実際、キャニオンからこの形状のバイクが発表された当時は他のメーカーのエアロロードはもっと違う形をしており、より空力が良くなるようにと模索していました。
しかし近年、風洞実験などで得られたデータを計算して一番効率の良い形状にしてみると、このエアロードとほぼ同じような形状にたどり着いています。
最近のエアロバイクは似たようなものばかりだなぁと思っている方もいらっしゃると思いますが、最初にこの形にたどり着いたのはキャニオンだと思っています。
何はともあれ、エアロードは空力を意識した作りになっており特に平地での空力性能は最高です。
しかし、驚くことに登坂性能も良いという話をよく聞き、実際に昔カチューシャ・アルペシンに在籍していたトップクライマーの「ホアキン・ロドリゲス」選手は山岳ステージにおいてもこのエアロードを使用していました。
これで山岳賞やステージをとっていたと考えると決して登れないフレームではないことがわかります。
ただ、総合的にみるとやはり山はアルティメットに軍配が上がると思います。
結果、アルティメットを選んだ
ほとんどのメーカーは、軽量モデルは山専用。エアロモデルは平地専用と言う位置づけです。
しかしキャニオンの場合は、どちらのバイクも山か平地に特化しているのではなく、最後の味付けが違うという感じです。
アルティメットは軽量なのでもちろん山に強いですが、だからと言って山に極端に特化しているわけではなく、バランスよく平地も速く走れるように考えられています。
逆にエアロードも同じでエアロ形状のフレームは空気抵抗を低下させ、体重のスプリンターにも負けない高い剛性を持っています。しかし、フレームが特別重いわけでもなく、山でも進むと評判のフレームです。
このようにアルティメット、エアロードはどちらを選んだとしても山・平地共に速く走れることは間違いありません。
しかし、悩んだ点は最後のほんのわずかな自転車の味付けの差でした。
もちろんメーカーも馬鹿じゃないので全く同じ性能の自転車はつくりません。
しっかりとアピールポイントを変えて僅かに性能を変えてきます。
そのわずかな差が、山か、平地かという事です。
ヒルクライムをしたい人はアルティメット、平地レースで勝ちたい人はエアロードという選択が良いかと思われますがそれは違います。
人それぞれ、体重、体格、柔軟性、センス、そして何より得意な事、苦手なことがあります。
もちろん私のように山が得意で平地が苦手な人は軽量バイクを買いたいと思うかもしませんが、逆に考えれば苦手な平地を補うためにエアロードを買うというという選択肢もあるのです。
長所を伸ばすか、短所をつぶすか。
どちらも大事な事ですが、決して安くない買い物ですし、これから何年も付き合う自転車です。絶対に失敗したくありません。
そんなこんなで悩むこと1年以上。。。。
結果的にはアルティメットにしました。
ちょうど、安く売っていたから衝動買いしちゃった(笑)というのもありますが、一番はやはり「これは自分に合っている自転車だ」と思う点がエアロードよりも多かったからです。
・自分は体重が軽いのでエアロード程の剛性もいりませんし、逆に踏み負けてしまうかもしれない。
・決戦用で使用する予定で、今はヒルクライムレースがメインなのでエアロフレームは要らない。
・ヒルクライムに特化したい。
という理由がありました。
いつも平地練習ではチームメイトに軽く千切られるので、少しでも付いて行けるようになりたい!という願望はずっとあり、見た目もカッコ良いエアロードに最初は引かれていましたが、冷静になって考えてみると自分にとって有益なのはアルティメットだという結論に行きつきました。
もちろんアルティメットを購入した今でも後悔はしていません。
予想通り自分に合った自転車でこいつを買って本当に良かったと思っています。
では、その最高のバイクを紹介していきます。笑
CANYON Ultimate CF SLX 8.0 di2
さて、ではかずしんが購入したULTIMATEについてご紹介しましょう。
基本スペック
フレームサイズ・XS
フレーム・Canyon Ultimate CF SLX R39
フォーク・Canyon One One Four SLX F35
ヘッドセット・Canyon | Acros
リアディレーラー・Shimano Ultegra Di2 RD-6870-SS
ディレーラーハンガー・Derailleur Hanger No.35
フロントディレーラー・Shimano Ultegra Di2 FD-6870
シフト一体型ブレーキレバー・ Shimano Ultegra Di2 ST-6870
ブレーキ・Shimano Ultegra BR-R6870
スプロケット・Shimano Ultegra CS-6870 11-28T
ホイールセット・Mavic Ksyrium Pro Carbon SL Exalith CL
タイヤ・Mavic Yksion Pro CL 700-23c
クランク・Shimano Ultegra FC-6870
チェーンリング・52-36T
チェーン・Shimano CN-HG700-11
ボトムブラケット・Shimano BB86/92 Pressfit
ステム /ハンドル・CanyonV13 / H17 CF
バーテープ・Canyon Ergospeed Gel
サドル・Fizik Antares R5 Special Edition
シートポスト・Canyon S13 VCLS CF
シートクランプ・ Canyon Frame Integrated
変更パーツ
ホイールセット・手組みカーボンチューブラー
タイヤ・TUFO S3 LITE < 215g
チェーンリング・50-34T
サドル・フルカーボンサドル100g
ペダル・アルテグラ6800
重量
フレーム・780g
フォーク・280g
ホイール・1390g
タイヤ・215g×2
サドル・100g
ペダル・260g
ハンドル・不明
ステム・不明
シートポスト・不明
コンポーネント・不明
合計・約6.79㎏
※実測値です。
インプレッション
山岳
一言で表すとすれば「軽い」
良くも悪くもとにかく軽いという印象が強かった。
さすが軽量バイク、登りでは今まで感じたことの無いような軽快さがある。
乗り心地は軽量バイクによくあるパリパリとした乗り心地だ。斜度が上がれば上がるほど、この感覚は強くなってくる。これが俗にいう軽快さってやつだろうか。
剛性が高く踏んでもしならないので、~5%までの斜度であればダンシングでもシッティングでも踏めば踏むほどギュンギュン進んでいく。
ただ、斜度が10%前後を超えてくると「進む」という感覚が薄くなって、逆にフワフワ浮く感覚があり「軽い」という感覚が大きくなってくる。
ダンシングでももちろん軽い漕ぎ心地なのだが、斜度が緩い場所よりは進んでいる感覚が薄いような気がする。激坂ならば、どちらかというと踏んで登るトルクタイプよりも回転数を一定に保ちながら進むケイデンスタイプの方がこの自転車は向いているのではないかと思う。
また、トルク型が向いてないと思う理由として、これも軽量バイク特徴だがダンシングをすると少しフラフラとした感覚がある。
そこは好みなので何とも言えないが、自分は嫌いではない。ただ、登っているときも安定感が欲しいという人には向いていない。
好みの問題まで話すときりがないので、とにかく山には最高に強いという事だけ言っておこう。
平地
山で褒めたので平地では少し辛口で行こうと・・・・・思ったがダメだった。
山岳でもアルティメットの速さに感動したが、平地も感動の連続だった。
まず一番感動したのはその加速感。
山岳の評価で、「~5%までの斜度であればダンシングでもシッティングでも踏めば踏むほどギュンギュン進んでいく。」と書いたが、これは山だけではなく平地でも同じことだった。
今まで乗っていたメリダのスクルトゥーラはエントリーモデルのカーボンだけに剛性が極端に低かった。そのせいか、平地でアタックしてもどうもキレがない。。力を加えても進んでいる感覚が薄い。
でもアルティメットは全く違った。これは本当に踏んだだけ進む。シッティングでもひと踏みひと踏みが楽しい。グッとトルクがかかる感じだ。そして、登りとは違いパリパリした感触はあまり感じなかった。勿論軽いので少しは安定感に欠けるがダンシングも十分安定しており違和感はなかった。むしろ楽にバイクが振れるのでかなり良い。
このおかげか巡航速度も格段に上がった。スクルトゥーラでは37、38キロ巡航が限界だったのがキャニオンになると40キロ巡航が出来る。ホイールがセミディープになっているのも関係すると思うが、おそらくアルティメットにちゃっかり施されている空力軽減のためのカムテール設計「Dシェイプ」も一役買っているのだろう。
まぁ実際にはそんなに効果なくてプラシーボ効果で速くなっているかもしれないが・・・それでも速くなっているならレースに十分役に立つ。
平地レースでも十分使えるレース仕様になっておりクライマーのキンタナはもちろん、オールラウンダーのバルベルデが使う意味がよく分かった。
唯一悪い点を挙げるとすれば、軽量バイクの宿命・風に弱いということだ。
ハンドルも車体自体もすぐ煽られる。車重が8.6㎏もあるスクルトゥーラではここまでは感じない。
まぁ、乗っている人間が超軽量級という事もあるのでここではあまり触れないでおこう(笑)
※これはあくまでエントリーカーボンと比べての話です。
下り/ハンドリング
剛性感があるため下りの安定性も良い。
60kmを超えても車体は安定しているし、不安感は幾分か少ない。
コーナーのラインも自分の思った通りの場所にちゃんと行ってくれる。
今までは膨らんでしまうことが多かったので、対向車線に行きそうでビビッてブレーキをかけてしまいなかなかスピードをあげれず下りはかなり苦手意識があった。
この自転車に乗る時はそういう心配は必要なくなった。思った通りに自転車が動いてくれるのでラインを外れることがないし、きちんと余裕をもって安心して下れるので危険も少なくなる。
ヘッドの剛性は大事なんだなぁ。。。改めて実感した。
ただやはり上記でも説明したように、横風が当たるとすぐにハンドルがもって行かれる。
その点に関しては少しだけ慣れや注意が必要かもしれない。
乗り心地
乗り心地は思ったよりも良かった。
あくまでも「思ったより」 という事であって、決して乗り心地が良いというわけではない。
トレックのマドンやメリダのスクルトゥーラのようにシートポストやシートチューブがしなってくれるような構造や振動を吸収するような機構がついているわけでもないし、逆にアルティメットはBB周りやシートステイは剛性を出すために薄く、ガチガチに作ってあると思うのでこれで乗り心地が良かったら逆に恐ろしさも感じる(笑)
後はホイールもチューブラーの軽量タイヤなので空気圧もいつもの1.3倍ほど入れいている。もちろんこれも乗り心地の悪化につながる。
ハンドルも剛性の高いアルミ製なので手への衝撃も結構なものだ。
ただ、ひとつ注意してもらいたいのが「乗り心地が悪い=ロングライドに向いていない」という事ではないという事。
たしかにロングライドではお尻や手が痛くならないように乗り心地の良いバイクを選ぶのは当然だろう。
でもそれはパッドの厚みや乗り方、ポジション次第でどうにでもなる。
ロングライドで一番基本的かつ大事なことは脚をいかに消費しないかという事ではないだろうか。
もちろんコンフォートバイクは長距離用に乗りやすく設計してあるのでそれを否定することはないし、レース用バイクが一番ロングライドに向いているとも言わない。でも、「レース用バイクはロングライドに使えない」などと決めつけることはできないと思う。各々自分に合ったポジションというものがあるし、身長や股下の長さも関係する。人によっては落差の大きいバイクの方がより速く、楽に漕げるかもしれない。
ロングライドと言ってもいろいろあるので状況次第によるが、もしこれからロードバイクを買おうとしている人がいたなら、調べる前から決めつけずにレース用のバイクも候補に入れてほしい。そして出来れば試乗してほしい。
コツさえつかめばレース用のポジションでも楽に乗れるし、後々レースとかに出る場合には圧倒的にレース用バイクが良い。
ある程度体力があればなおさらそちらのほうが自転車を楽しめると思う。
ちょっと話がそれてしまいましたが、アルティメットはロングライドやサイクリングにも使えるという事を言いたかっただけです。笑
ただ、ロングライド専門となるとキャニオンにはエンデュレースという乗りやすさ重視のモデルがあるので、どうしてもそっちがメインとなってしまうでしょう(・_・;)
反応性
いままで剛性、剛性と繰り返してきたが、もちろん反応速度もピカイチ。
軽量なので反応だけで言ったら普通のエアロロードよりも「キレ」はあるかもしれない。
ただ、その後の伸びがないのでスプリントにはちょいと厳しいように感じた。
一瞬のアタックには強いが通常のゴールスプリントは100m~200mほど前からスピードが上がるので、その距離になると他のスプリンターたちにゴール間近で刺されるかもしれない。
体重のあるスプリンターが乗るとまた変わってくるのかもしれないが、平地を極めたエアロロードが相手だとやはり一歩劣ると言わざるを得ない。
ヒルクライムではなく、平地レースでの活躍を求める人はキャニオンのエアロモデル「エアロード」を買うことをおススメする。
他のバイクと比較
かずしんが今まで乗ってきた軽量バイク3種類と比べてみよう。
FELT F FRD
このバイクは比較的アルティメットと近い乗り心地だった。
むしろ軽快さだけいったらFRDの方が良かったかもしれない。
貸してもらったバイクはフレーム重量780gで完成車重量は驚異の5.9kg
アルティメットをもっと山岳向きにした感じだ。
よって軽快さも増すが、安定感は無くなる。サイズも小さめなためか、ダンシングをすると落ち葉のようにフワフワと飛ぶ感覚がある。
これはたしかに良く進むが、好き嫌いは分かれると思う。
あまり進んでいる気がしないからだ。踏んでも踏み負けているような感覚。
このふわふわ感に慣れ自由に操れるようになればかなり強いだろう。因みに、もちろんだがここまで軽量化するとアルティメットより平地が弱くなる。
これぞまさに山岳専用のモンスターバイクという言葉がピッタリのバイクだった。
FUJI SL
このバイクも業界で上位の超軽量バイクだ。
フレーム重量695gという驚愕のフレーム重量にしてなんと価格は25万。
値段がだいぶんおかしい。
コスパの高いと言われているメリダのフラッグシップであるスクルトゥーラTEAMでさえ30万をギリギリ切るくらいなのに、25万て。。。
最悪、5万くらいで105を買って今持っているホイールで組みつけたとしても7キロ前半、もしくは6キロ代にも突入するくらいの軽さになる。
いや・・恐ろしい時代になった。。(笑)
乗った感覚だが、CANYONやFELTとは少し違う乗り心地だった。
登りで安定感がある。もちろん軽量フレーム特有の軽快さは十分備わっているのだが、なぜかダンシングをしても安定してしっかり踏んでも車体がぶれない。
クランクにパワーメーターをつけていたので重心が低くなっているという事もあるかもしれないが、それにしても他の二社に比べ安定感が抜群だった。
あとは、とにかく硬い。ただただ硬い。
FRDも十分硬かったのだがそれに匹敵するか、もしくはそれ以上に剛性感がある。
「パリパリした乗り心地」どころの話ではなく、なんというか・・ただのカーボン製の丸太に載っている感じ(笑)
急勾配で少し試乗させてもらっただけなので平地の乗り心地など詳しくは分からないが第一印象はそのようなイメージを持った。
MERIDA SCULTURA TEAM
これは競輪場で開催された試乗会の時に乗った時の感想なので、2016年モデルのスクルトゥーラになる。
ワールドツアーのチームでは、ランプレメリダ(現・バーレーンメリダ)が使用している。
平地のみでの使用だったが、第一印象は良く進むという事。
良く進むと言ってもキャニオンやFELT FRDのような硬さは無く、適度にしなって力を100%伝えているという感覚だった。
まだ自転車を初めて1年もたっていなかったので力不足だったかもしれないが、その自分でも乗りやすい!と感じたバイクだ。
たいていハイエンドバイクは剛性が高すぎて初心者が乗ると踏み負けるという事が起きると思うがこのスクルトゥーラは違った。(同じ日に試乗したMERIDA RIDE TEAM・YONEX CARBONEXは硬すぎて踏み負けた)
好みにもよるが、進んでいる感覚があるのはこのスクルトゥーラが一番だと思う。
山でもいつか試してみたいと思っているのだが、金銭的な問題もあり未だに乗れてていない。
まとめ
さて、今回はキャニオンアルティメットについてレビューしましたがいかがでしたでしょうか?
自分自身、ほかのエアロロードなどにあまり乗ったことが無いので平地でのインプレッションはあいまいな点があるかもしれません。
ただ、良いバイクであることは確かです!
乗り心地は最初説明したとおりパリパリとした乗り心地で剛性がありますが、FUJI SLやFELT FRDと比べるとかなりバランスが良いバイクだと分かりました。
超軽量バイクとエアロロードのちょうど間と言っても良いかもしれません。
軽さも剛性も空力も乗り心地もすべてにおいて高得点という印象でした。全部80点~90点というイメージです。ただ、FUJIなどのように120点という限界突破するような卓越した特徴がみられないという点に関しては好みが分かれれると思います。
アルティメットは優等生、FUJI・FELTは異才児という所でしょうか。
僕は優等生が好きなのでアルティメットはかなり気に入っています!
因みにいつも走っているコースでタイム計測しましたが、いままでの一人で走った時のレコードタイムを約30秒更新しました!
全長5.5km・平均勾配5%のコースなので、このコースで30秒縮められたというのはものすごい差です。
30秒というと短く感じるかもしれませんが、距離にすると約200mほど差があります。
そう考えるとバイクを変えるだけでここまで差が出るのは驚く事だと分かります。
また、このバイクは勾配が上がれば上がるほど強くなるバイクだと思うので勾配10%や20%のコースを走るともっと差が生まれるでしょう。
これからが楽しみです(#^.^#)
では、また!